湖上からモッキを見るとこんな感じ。森に埋もれてる!

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フィンランドの短い夏。Mökki(モッキ)という別荘で過ごすのがフィンランド流。 私の義理の両親は夏は中央フィンランドにあるモッキで過ごしています。(その間の郵便物や新聞もそこに届くように変更)。

hiroko-mökkiただ眺めているだけでも癒される風景。

モッキでは、みんな釣りをしたり、ベリーを摘んだり、カヤックで出かけたり。 天気のいい日はもちろん、湖水浴も。そして、夜は薪で温めたサウナに入り、湖にダイブ! とにかく、時間がゆったりと流れている夢のような場所。子供たちは一日中飽きることなく外で走り回っています。ブルーベリーや、野イチゴが辺り一面に実っているので、我が家の食いしん坊たちにとっては、まさに天国!
私は本を読んだり、ベリーを摘みに行ったりして過ごすのがお気に入り。お隣のコテージは主人の叔母夫妻がいるので、小径を通ってそちらにも遊びに行ったり、叔母によるキッズ・スイミングスクールが開かれたりも。

hiroko-mökkiカヤックは天気のいい日の湖上散歩に、自家用ボートは釣り&クラウドベリー摘みに行くのにも大活躍。

hiroko-mökki写真左:クラウドベリー 写真右:摘みたてブルーベリーを使ったのパイは義母の手作り!

さらに自家用ボートで少し出かけると、クラウドベリーが生えている湿地帯もあります。 クラウドベリーはラップランドが有名ですが、知る人ぞ知るところにはあるようで。(もちろん秘密)。初めて湿地帯に入った時は、そのふわふわモフモフな、雲の上のような場所が不思議でたまりませんでした。ただ、とにかく蚊が多いのが難点。養蜂農家の方がしているような虫除けネット付きの帽子が欲しくなる瞬間です。

hiroko-mökki写真左:室内のモッキの薪ストーブ。右側は料理用。薪を燃やして、上部の鉄板を熱くして料理する仕組み。写真右:屋外にある大きなフライパン。天気のいい日は、ここでお肉を焼いたり、レットゥと呼ばれるクレープを焼いたり。

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室内のダイニングテーブルは義父の手作り。コーヒーカップ&ソーサーは義母のお気に入りのアラビアのアウリンコシリーズ。 モッキでは、食事と寝る以外はほとんど屋外ですが室内も快適に作られています。メインのコテージには昔ながらの薪ストーブのキッチンがあって、料理もできるし、もちろんパンもケーキも焼けます。外にも大きなフライパン備え付けのグリルがあり、天気がいいとここで料理します。(室内が暑くなるのを防ぐ目的もあり)。モッキには、基本的に使わなくなった食器類を置いておくものですが、義母はお気に入りの夏らしいものをいくつか置いて楽しんでいます。写真のアラビアのアウリンコシリーズもそのひとつ。

hiroko-mökki夢の秘密基地。

DIYが趣味の義理の父のおかげで、どんどん進化を遂げているモッキ。去年は孫たち大喜びの秘密基地が出来上がり、男子は大盛り上がりでした。(8人の孫のうち6人が男子!) 私が初めてモッキを訪れた10年ほど前はなかった水道も、湖から水を汲みあげ濾過するシステムが導入され蛇口をひねれば水が出るようになったり、冷凍庫もやってきてアイスが食べられるようになったり、ネット環境も整って……モッキにも近代化の波が押し寄せているのは、ちょっと残念な気も。

今年も、モッキに行く日を指折り数えている我が家です。

Cover Photo by Visit Finland/Anneli Hongisto

 

 

 

石森 弘子
フリーランス編集者、撮影コーディネイター。3児の母。
2011年12月、フィンランド人の夫の仕事の都合でヘルシンキへ移住。
趣味は料理と、手仕事、旅行。フィンランドのリアルな「今」をお届けします。
今まで編集/寄稿した雑誌は、SPUR(集英社)、BRUTUS(マガジンハウス)、In Red、SPRING(宝島社)など。