クリスマスの本場、フィンランドのクリスマス料理のメインはJoulukinkkuと呼ばれるハムです。豚肉に食塩水を注射器で注射して、塩気をつけた塊肉をオーブンでじっくり焼いたものです。

フィンランドにとってのクリスマスは日本のお正月のようなもの。24日午後からはバスやトラムが止まったり、店もほぼ全てクローズ。数年前まではマクドナルドも閉まるほどだったので、街じゅうから人がいなくなります。みんなお家へ急ぎ、家族で過ごします。日本のように恋人達のものではなく、それぞれの家族と過ごす行事です。ヨーロッパではクリスマスは家族で過ごすものなので、学生や留学生などもそれぞれの親元に帰省していきます。

そんな一大行事のクリスマス。家族が集まるということは、沢山の人のご飯を何度も作るのは大変!ということで、クリスマス料理は日本のおせち料理のように、数日みんなで食べ続けるものです。

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まずハムは、5㎏以上を買ってきてオーブンで6,7時間かけて焼きます。我が家は14人の親戚一同が集まるので、昨年は5㎏を用意。それに加えてスモークサーモンや、スープや、サラダや、巻寿司まで用意。親戚にはビーガンという完全菜食主義者もいるので、野菜の巻寿司はテッパンなんですね。
しかし多めと思っていたのに、24日に全て平らげられるという嬉しい悲鳴だったので、8㎏くらいの大物を焼かないと翌日に残りませんね。

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それにクリスマスには、じゃがいもや人参、Lanttuと呼ばれる根菜をマッシュしてシロップを混ぜて、キャセロールに詰めて焼いたものなどの付け合わせや、塩鱈をボイルしたものなど、もよく食されています。

eriko-christmas-dinnerクリスマスキャセロール Photo by Visit Finland / Jussi Hellstén

基本的にクリスマスはゆっくりのんびり、家族で過ごします。子供たちはそれこそ小さなものまで数えると20を超えるくらいの大量のクリスマスプレゼントをサンタさんからもらえるので、一年で最も外せないイベントです。うちの子供も小学生の間はサンタさんを信じていたので、クリスマスは旅行や日本への帰省などは断固拒否でした。

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サンタさんが日本まで来てくれなかったら年に一度のプレゼント大量ゲットのチャンスをみすミス逃してしまうからなんですって。クリスマス料理はそんな老若何女の親戚が一堂に会する機会なので、みんなが美味しくてたべれるようにみんなのアレルギーや食の趣向を考えて準備するのが大変でも楽しくもあります。

eriko-christmas-dinnerPhoto by Visit Finland 

Cover Photo by Visit Finland / Jari Kärppä (Flatlight Films)

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安藤マサリン 絵里子
フィンランド生活20年を迎える料理研究家。
美味しく美しい料理を作ることをモットーに日々料理を楽しんでいます。
食を通してフィンランドの日常生活や文化をブログで紹介していきたいと思います。
北欧の生活様式や食べものをより身近に感じて頂けたら嬉しいです。